日本ではタフネス系のスマートフォンの選択肢が多くありませんが、海外では様々なタフネススマートフォンが現在も販売されています。
そのひとつが「ulefon」というタフネス系のスマホを多く販売しているメーカー。
アメリカの耐衝撃規格「MIL-STD-810G規格」を取得しているモデルや、バッテリーが10,000mAhを越えるモデルなど、国産には無い面白いスマホを販売しています。
日本で販売されていないモデルもありますが、購入方法なども紹介していきます。
ulefoneとは?
ulefoneは2010年に中国で設立されたスマホメーカーで、コスパに優れた製品を製造している会社で、タフネス系スマホをメインに、バッテリー容量が大きなモデルや大画面モデルのスマホを販売しています。
現在はulefoneのスマホは4つのシリーズがあります。
Armorシリーズ・・・・タフネス系のハイエンド・フラッグシップモデルのスマホ
ArmorXシリーズ・・・コンパクトなタフネス系でコスパに優れたモデルのスマホ
Powerシリーズ・・・・バッテリー容量が多いモデルのスマホ
Noteシリーズ・・・・・大画面搭載モデルのスマホ
ulefoneのスマホを使う注意点!
ulefoneは日本向け専用に作られているスマホではないので、日本で使う場合には契約している通信会社の電波(バンド)に対応している必要があります。
日本のキャリア対応バンド | ||
対応バンド | 必須バンド | |
ドコモ | 1/3/19/21/28/42 | 1/3/19 |
au | 1/3/11/18/26/28/41/42 | 1/18.26 |
ソフトバンク | 1/3/8/11/28/41/42 | 1/3/8 |
楽天 | 3/18 | 3/18 |
※auの26は18を包括しているので、26がある場合は18に対応していなくてもOK
Ulefoneのスマホを使いたい場合には、自分が使っている通信会社のバンドが対応しているか確認しましょう。
Ulefone Armorシリーズ
Armorシリーズは、Ulefoneの中でもハイエンドクラスのタフネススマホシリーズになります。
Armor7
Armor7は、現在Ulefoneから発売されているスマホの中で、1番スペックが高いハイエンドモデルです。
- IP68/IP69K/MIL-STD-810G対応
- 4800万画素のトリプルカメラ
- 5,500mAhの大容量バッテリー
- 6.3インチの大画面
- ワイヤレス充電(Qi)対応
スペック詳細 | |
システム | Android9.0 |
ディスプレイ |
6.3インチ 2340×1080 FHD+410 PPI
|
サイズ |
165.85×81×13.55(mm)
|
重量 | 290g |
バッテリー | 5,500mAh |
充電 |
15W急速充電/10Wワイヤレス充電
|
リアカメラ |
トリプルカメラ
4800万画素( Samsung Bright) 1600万画素(Night Photo) 800万画素(望遠 ) |
フロントカメラ | 1600万画素 |
生体認証 | 顔認証/指紋認証 |
防水防塵性能 | IP68 IP69K MIL-STD-810G |
SoC(動作性能) | MediaTek Helio P90 Octa Core 2.2 GHz |
RAM/ROM | 8GB/128GB |
LTEバンド |
4G LTE-FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/66/71
4G LTE-TDD:B34/38/39/40/41 |
Ulefoneが販売している中でフラッグシップモデルのスマホ。性能・カメラ・バッテリー・LTEの対応バンドの多さなど、今後数年使えるタフネススマホ
Armor7E
Armor7Eは、Armor7の廉価バージョンのスマートフォンですが、RAM容量が半分の4GBになったのと、カメラ性能をスペックダウンして求めやすい価格になったスマートどんです。
スペック詳細 | |
システム | Android9.0 |
ディスプレイ |
6.3インチ 2340×1080 FHD+410 PPI
|
サイズ |
165.85×81×13.55(mm)
|
重量 | 290g |
バッテリー | 5,500mAh |
充電 |
15W急速充電/10Wワイヤレス充電
|
リアカメラ | トリプルカメラ 4800万画素( Samsung) 200万画素 200万画素 |
フロントカメラ | 1600万画素 |
生体認証 | 顔認証/指紋認証 |
防水防塵性能 | IP68 IP69K MIL-STD-810G |
SoC(動作性能) | MediaTek Helio P90 Octa Core 2.2 GHz |
RAM/ROM | 4GB/128GB |
LTEバンド |
4G LTE-FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/66/71
4G LTE-TDD:B34/38/39/40/41 |
デザイン・サイズ・バッテリー容量・防水防塵性能などは7と同じ!気軽に持ち出せるタフネススマホが欲しいならこちらがおすすめです。
Armor6s
UlefoneのフラッグシップシリーズであるArmorシリーズの旧世代モデル。無印のArmor6もありましたが、こちらが後継版(進化版)
スペック詳細 | |
システム | Android9.0 |
ディスプレイ |
6.2インチ 2246×1080 FHD+402 PPI
|
サイズ | 166.85×83×13.5(mm) |
重量 | 270g |
バッテリー | 5,500mAh |
充電 |
18 W急速充電/10Wワイヤレス充電
|
リアカメラ | デュアルカメラ 1600万画素 800万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 |
生体認証 | 顔認証/指紋認証 |
防水防塵性能 | IP68 IP69K MIL-STD-810G |
SoC(動作性能) | MediaTek Helio P70 Octa Core 2.1 GHz |
RAM/ROM | 6GB/128GB |
LTEバンド | 4G LTE-FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/66 4G LTE-TDD:B34/38/39/40/41 |
Armor7と7Eとの違いはSoCがMediaTek Helio P90がP70になっている点と、カメラ性能が低い程度で、まだまだ現役で使えるモデルです。デザインが気に入ったならこちらのモデルを買うのも有り。
Armor3W
Armorシリーズの中でもバッテリー容量に重点を置いたモデル。10,300mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、充電環境が整っていない場所でも数日間充電なしで使えるモデルです。
スペック詳細 | |
システム | Android9.0 |
ディスプレイ |
5.7インチ 2160×1080 FHD+424 PPI
|
サイズ | 164×79.2×18.15(mm) |
重量 | 364.9g |
バッテリー | 10300mAh |
充電 | 18W急速充電 |
リアカメラ | 2100万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 |
生体認証 | 顔認証/指紋認証 |
防水防塵性能 | IP68 IP69K MIL-STD-810G |
SoC(動作性能) | MediaTek Helio P70 Octa Core 2.1 GHz |
RAM/ROM | 6GB/64GB |
LTEバンド | 4G LTE-FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B 4G LTE-TDD:B34/38/39/40/41 |
一般的なスマホのバッテリーが3,000mAh前後なので、およそ3倍のバッテリー容量を搭載したモデルになります。キャンプでコンセントがない場面なんかでも活躍しそうなスマホですね!
トランシーバー機能がついたArmor3WTというモデルもありますが、日本で使う場合には電波法の問題があって危険なので購入するのであれば3Wをおすすめします。
Ulefone Armor Xシリーズ
Ulefone ArmorXシリーズは、コンパクト・低スペック・低価格な設定になっているシリーズで、公式サイトではX7 pro・X7・X6・X5・X3と4つのモデルがありますが、X6とX3は3Gモデルでう、日本の4G/LTEには対応していないので注意しましょう。
日本で使う場合にはX7pro・X7・X5になります。3つとも1万円台で購入が出来るので、カメラ性能にこだわりのない人、スマホでゲームなどをあまりしない人でタフネススマホが欲しい人向けのエントリーシリーズになります。
Armor X7 pro
Armor X7のスペックを高くしたモデル。基本設計は変わらずRAMが2GB→4GBに、ROMが16GB→32GBにパワーアップ。
スペック詳細 | |
システム | Android10 |
ディスプレイ |
5インチ 1280×720 FHD+294 PPI
|
サイズ |
150×78.9×14.6(mm)
|
重量 | 234g |
バッテリー | 4000mAh |
充電 | 5W充電 |
リアカメラ | 1300万画素 |
フロントカメラ | 500万画素 |
生体認証 | 顔認証/指紋認証 |
防水防塵性能 | IP68 IP69K MIL-STD-810G |
SoC(動作性能) | MediaTek Helio A20 Quad Core 1.8 GHz |
RAM/ROM | 4GB/32GB |
全モデルのX7と比べても値段的には20ドル前後の差しかないので、今から購入するのであればX7proのほうがおすすめです。
Armor X7
X7proが発売になったので、旧モデルになってしまいましたがAndroid10を搭載している新しいスマートフォン。
日本人の感覚だと20ドルの差ならX7proの方が良いと感じる人は多いと思います。とにかく安くてAndroid10搭載のタフネススマホが欲しいならこれを買っても良いかな
スペック詳細 | |
システム | Android10 |
ディスプレイ | 5インチ 1280×720 FHD+294 PPI |
サイズ | 150×78.9×14.6(mm) |
重量 | 234g |
バッテリー | 4000mAh |
充電 | 5W充電 |
リアカメラ | 1300万画素 |
フロントカメラ | 500万画素 |
生体認証 | 顔認証/指紋認証 |
防水防塵性能 | IP68 IP69K MIL-STD-810G |
SoC(動作性能) | MediaTek Helio A20 Quad Core 1.8 GHz |
RAM/ROM | 2GB/16GB |
LTEバンド |
LTE-FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20
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スペックが低いエントリーモデルですが、防水防塵、耐衝撃を兼ね揃えたスマホなので、サブスマホや小さな子どものデビュー用スマホとしても良いかもしれません。
Armor X5
Armor X5はArmor X7よりも前に発売されたモデルですが、単純に旧世代のモデルというわけではなくスペックによってはX5の方が高い箇所もあります。
価格もX7よりもX5の方が高く、X7の方がよりエントリーモデルという位置付けになっています。カメラ性能やRAM/ROMもX5の方が良いので、3,000円前後の価格差に問題がないのであればX5の方が使いやすいモデルになっています。
スペック詳細 | |
システム | Android9 |
ディスプレイ |
5.5インチ 1440×720 FHD+293 PPI
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サイズ | 158×77.5×13.85(mm) |
重量 | 235g |
バッテリー | 5000mAh |
充電 | 10W充電 |
リアカメラ | デュアルカメラ 1300万画素 200万画素 |
フロントカメラ | 500万画素 |
生体認証 | 顔認証 |
防水防塵性能 | IP68 IP69K MIL-STD-810G |
SoC(動作性能) | MediaTek Helio P23 Octa Core 2.0GHz |
RAM/ROM | 3GB/32GB |
LTEバンド |
LTE-FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28A /28B
|
バッテリー容量も5,000mAhと多く、デュアルカメラや10Wの急速充電などポイントはしっかりと抑えているスマホになります。
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Ulefone POWERシリーズ
POWERシリーズは、タフネス系ではなく一般的なデザインをしたスマホに大容量のバッテリーを搭載したモデルになり、現行モデルはPOWER6のみになっています。
POWER6
RAMが4GB・15Wの急速充電・デュアルカメラの普段使いにぴったりなスペックに、6,350mAhの大容量バッテリーを搭載したモデル。
インカメラがアウトカメラと同じ1600万画素に設定されているので、自撮りを良くする人にもおすすめのスマホになります。
スペック詳細 | |
システム | Android9 |
ディスプレイ |
6.3インチ 2340×1080 FHD+410 PPI
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サイズ | 159.15×75.8×9.95(mm) |
重量 | 207g |
バッテリー | 6,350mAh |
充電 | 15W急速充電 |
リアカメラ | デュアルカメラ 1600万画素 200万画素 |
フロントカメラ | 1600万画素 |
生体認証 | 顔認証/指紋認証 |
防水防塵性能 | 無 |
SoC(動作性能) | MediaTek Helio P35 Octa Core 2.0GHz |
RAM/ROM | 4GB/64GB |
LTEバンド |
LTE-FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/66
LTE-TDD:B40 |
一通りの機能を抑えてた大容量バッテリーを搭載した大画面スマホ。
Ulefone Noteシリーズ
ノートシリーズは、大画面を搭載した大画面スマホで、4つの機種がありますが、日本の4G/LTEに対応しているのは、Ulefone Note 7Pと8Pの2つになっています。
Ulefone Note 8P
7Pの後継モデルであり、Android10を搭載した最新モデルなんですが7PよりもカメラやRAM/ROMのスペックを落としてくるという謎仕様。
更にNoteシリーズなのに5.5インチと現在のスマホの中では大画面とは言えないサイズになっています。
Android10が搭載しているのと、旧機種の7Pよりも安い価格で販売されている最新モデルという謎なスマホですが、80ドルで買えるので安いスマホが欲しい人には合っているモデルです。
スペック詳細 | |
システム | Android10 |
ディスプレイ | 5.5インチ 1280×600HD |
サイズ | 141.7×66.5.7×12(mm) |
重量 | 153g |
バッテリー | 2700mAh |
充電 | 5W充電 |
リアカメラ | デュアルカメラ 800万画素 200万画素 |
フロントカメラ | 500万画素 |
生体認証 | 顔認証 |
防水防塵性能 | 無 |
SoC(動作性能) | MediaTek MT6737 Quad Core 1.3GHz |
RAM/ROM | 2GB/16GB |
LTEバンド | LTE-FDD:B1/3/5/7/8/20 |
Ulefone Note 7P
Ulefone Note 7Pはスペックは決して高く有りませんが、1万円と少しで購入出来るエントリーモデルとしては十分の性能があるスマホです。
スペック詳細 | |
システム | Android9 |
ディスプレイ |
6.1インチ 1280×600HD
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サイズ | 156.1×73.7×9.7(mm) |
重量 | 178.8g |
バッテリー | 3,500mAh |
充電 | 5W充電 |
リアカメラ | トリプルカメラ 800万画素 200万画素 200万画素 |
フロントカメラ | 500万画素 |
生体認証 | 顔認証/指紋認証 |
防水防塵性能 | 無 |
SoC(動作性能) | MediaTek Helio A22 Quad Core 2.0GHz |
RAM/ROM | 3GB/32GB |
LTEバンド | LTE-FDD:B1/3/5/7/8/20 |
最低限の機能で最安級のスマホ。大画面がウリのNoteシリーズですが、実際には6.1インチ程度のスマホは現在沢山販売されているのでそこまでメリットではなりません。余裕があるならPOWER6を購入した方が幸せになれます。
Ulefoneのスマートフォンまとめ
Ulefoneは、日本ではあまり売うられていないタフネス系のスマートフォンが豊富にラインナップされているメーカーです。
今では京セラのTORQUE G04ぐらいしかなく(しかもauのみで販売)、au以外のユーザーでタフネス系のスマホを使いたい人は選択肢がない状態です。
Ulefoneは防水防塵耐衝撃と、きちんと規格を取得しているタフネススマホを多数販売しているので、タフネス系のスマホが欲しい人にはおすすめなメーカーです。
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