「格安スマホ」「格安sim」「スマホ代が安くなる」など、言葉や噂を聞いた事があるものの、実際に何なのか?なぜ安いの?ちゃんと使えるの?など不安や疑問がある方も多いと思います。格安sim歴が5年ほどになる私が、超初心者の方向けに格安simはそもそもなんなのか?・メリット・デメリット・選び方・注意点などを解説していきたいと思います。
もちろん乗り換え(MNP)可能で、今使っている携帯番号は変わらずそのまま利用可能ですよ!
そもそも格安simって何?何で安い?
simカードとはICカードの事
まず、格安simの「sim」とは何か?1台のスマホを使っている人は、スマホを買い換える時に携帯ショップのお姉さんが入れ替えてくれているので、普段の生活でほとんど見る事はないかもしれません。
simカードとは「電話番号」「回線の登録情報」などが入ったICカードです。このカードをスマホや携帯電話に入れることによって、電話をしたりインターネットに接続する事が出来ます。
このsimカードを安く提供している会社の事を格安simとイメージして貰えれば大丈夫です。
格安simが安い理由
格安simは簡単に言うと、ドコモ・au・ソフトバンクの大手携帯会社から600社以上あると言われている格安sim会社がネットワーク回線を借りて運営しているサービスです。
特に、ドコモの回線を借りている格安sim会社が多く、これはドコモの回線レンタル料がauソフトバンクよりも安いことが理由の一つです。ドコモからすると、格安simは自分の契約者を持っていかれるライバルなので、本当は貸したくないんですが・・・・・。
と総務省の電気通信事業法によって一定以上のシェアを占めるドコモは狙われてしまっているんです。他にもドコモの回線が格安simとして運用しやすい理由が何点かあるんですが、まとめると。
- au・ソフトバンクより回線レンタル料が安い
- ドコモの通信方式がシンプルなので、多くのスマホに対応している。
- ドコモで購入したスマホはドコモ回線の格安simならそのまま使える(シムロック解除不要)
などの理由があって、現在の格安sim会社のほとんどがドコモの回線を利用しているんです。また、格安simが安い理由は以下のような理由でシンプルにしている分料金を抑えるように工夫されているからなんです。
- 大手の携帯会社のようにリアル店舗が多くない。
- 広告費や人件費を抑えている。
- アンテナなどの工事や整備にお金がかからない。
大手は自分たちのアンテナ基地局などの工事や維持するのに莫大なお金がかかりますが、格安sim会社は大手から借りているのでアンテナ工事の維持費がかかりません。またいたれりつくせりのサービスは行わず、人件費や広告費も抑えてその分料金を抑えています。
格安simが安い理由を分かってもらえたでしょうか?!最近は格安sim各社も、リアル店舗を設置したり他社にない独自のサービスを行っているところもあるので、自分に合った格安simを選べばスマホ代を安くする事が可能ですよ。
格安simのメリット・デメリット
格安simのメリットは当然毎月の料金が安くなる事ですが、他にもメリットが沢山あるし、逆に良いとこばかりではなく、デメリットがあるのも事実。メリット・デメリットをしっかりと見極めて格安simを利用しましょう。
メリットはやっぱり安さ!
- 毎月のスマホ代が安くなる
- 電話かけ放題など、プランが細かくオプションで選択出来る。
- 定期契約の縛りが緩い
- 格安simの独自サービス、カウントフリーが熱い
まず、格安simに変更した場合、毎月のスマホ代が安くならない人はほとんど居ないと思います。実際に私もそうですが、月額5,000円安くなることも全然可能です。大手の場合、プランの選択肢が狭く、かけ放題がいらいないのに付けなくちゃいけない場合や、自分にあったデータ容量のプランがない場合もあると思います。格安simは細かくプランが用意されいて、オプションで選択出来るので、必要最低限の契約をする事が出来ますよ。無駄がないんです。
大手の場合には2年の自動更新などキツキツに縛られてしまいますが、格安simの多くは1年以上使えばその後は解約自由で違約金がかからない場合が多く、即日解約した場合でも違約金がかからない会社もあります。
また、最近料金が安いことよりもオススメな理由として「カウントフリー」というサービスが注目されています。例えば、BIGLOBEモバイルなら480円のオプションに加入すればYou Tubeなどの動画サイトや、Spotify・AppleMusicなどの音楽配信アプリを使用する時に、データ通信量がかからないようになっています。各社様々なカウントフリーサービスが出始めているので、格安simが更にお得に使えるチャンス!
BIGLOBEモバイルって何?詳しく知りたい人はこちらから↓
格安simのデメリット
- docomo.ne.jpなどの大手のメールアドレスが使えなくなる。
- リアル店舗が少ないので、何かあった時は不安。
- LINEのID検索が出来ない。
- 支払いはクレジットカードの場合がほとんど
- インターネットの速度が遅くなる事もある。
格安simにすることで、人によっては大きなデメリットと感じる部分もあると思います。「docomo.ne.jp」「ezweb.ne.jp」「softbank.ne.jp」などの大手携帯会社のメールアドレスは使用できなくなります。格安sim会社でも独自のアドレスを用意している所がありますが、「gmail.com」「yahoo.ne.jp」などのフリーアドレスを取得しておいた方が便利で、今後会社を乗り換える時も楽になると思います。
スマホの故障や設定はすべて携帯ショップでやってもらったという人もいると思ういますが、格安sim場合には自分で設定するのが現在では基本になっています。マイネオやイオンモバイルなどリアル店舗がある格安simも増えてきているので、そちらを選択すれば良いと思いますよ。
友人知人との連絡手段は「LINE」という人も多いかとおもいますが、新しくLINEで友人を追加するときに使う「ID検索が」現在、一社を除き格安simではすることが出来ません。QRコードや、電話番号で自動追加をしている人であれば問題ありません。
※LINEが運営している「LINEモバイル」は格安simで唯一「ID検索」に対応しているうえに、LINE通話・LINEビデオ通話・LINEMusicなどのデータ通信が消費されないカウントフリーサービス対応の格安simです。
支払いに関しては、クレジットカードがほとんどですが、口座振替などで対応してくれる格安simもあるので、クレジットカードを持っていない人でも使うことが出来ますよ。↓
格安simの速度は?
格安simが安い理由で説明したとおり、格安simは大手携帯会社の回線を借りて運営しているので、本家の大手携帯会社よりインターネット回線の速度が速くなる事は基本ありません。
使用する人が多い時間帯(12時〜13時)などは回線が混み合って、インターネットが遅くなる事もありますが、何社も格安simを使っている私からすると、使い物にならないほど遅いと感じる事はありません。
当然ユーザーから遅いと評判になってしまうと、他社に逃げられてしまうので各社とも回線速度が速くなるように対策をしているので、あまり心配する必要はないと思います。
iPhoneは?simフリー?どんなスマホが使える?
格安simが使えるスマホは以下になります。
- 大手携帯会社で購入してsimロック解除したスマホ
- シムフリースマホ
- 格安sim会社で売っているスマホ
大手は、自分たちが売ったスマホを他の会社のsimを入れて使われないように、スマホに自分たちのsim以外が使えなくる「simロック」をかけています。「simロック」を解除する事で、他の会社のsimを使うことが出来るようになります。
- 契約者本人であること
- 購入100日経過していること(一括購入であれば即日可)
- simロック解除対象機種
- 契約者本人であること
- 購入101日目以降であること(一括購入であれば即日可)
- 2015年4月23日以降に発売されたsimロック解除対象機種
- 契約者本人であること
- 購入101日目以降であること
- 2015年5月以降に発売されたsimロック解除対象機種
ドコモ回線を使っている格安simの場合には、ドコモで購入したスマホをsimロック解除しないでも使用することが可能です。
auとソフトバンクの場合には、au系・ソフトバンク系の回線を使っている格安simでもsimロック解除が必要になる場合があるので、乗り換えようとしている格安sim会社のホームページで自分のスマホが使えるか確認するのが良いでしょう。
どこの会社のsimでも使うことが出来るスマホを「シムフリースマホ」と言います。シムフリースマホは、Amazonなどでも購入出来ます。Androidのスマホだけでなく、Appleで購入したシムフリーのiPhoneでも格安simを入れて使うことが可能なので、新しくスマホを購入して格安simを使うのもひとつの方法です。ただし、大手携帯会社のように割引がないので、スマホ本体の値段は高くなってしまいますが、格安simを使うことを前提であれば、トータルで安く使えるので、初期投資としてシムフリースマホを購入しても良いかと思います。
シムフリースマホは、基本的にどこのsimでも使うことが出来るんですが「対応バンド」と言われる通信の周波数が対応していないと使うことができません。自分が欲しいスマホが、格安simの対応バンドに入っているか確認してから購入するようにして下さい。
不安がある方は、格安sim会社でもスマホ本体をセットで購入する事が可能なので、一緒にスマホも購入してしまうのが1番確実です。最新のiPhoneXや、iPhone8などは現在ありませんが、格安sim会社でもiPhone6sやiPhone7の販売をしているので、格安simでiPhoneを使いたい人もセットで購入可能ですよ。
iPhoneを使える・売っている格安sim会社はこちら↓
おすすめ格安simの選び方・比較してみよう。
何百社もある格安simの会社は、現在戦国時代です。ただ安いだけでなくキャッシュバックのキャンペーンや、独自のサービスを展開している会社もあるので、自分にあったサービスを提供している格安simを見つけましょう!
格安sim各社の特徴やキャンペーン
イオンモバイル(ドコモ回線・au回線)
全国に200店舗以上あるイオンで契約することが可能な格安sim。設定などやってみると意外に簡単なんですが、やっぱり実店舗が近くにある方が安心です。11個のデータ容量プランがあるので、自分が使うデータ容量のプランが選択出来ます。
マイネオ(ドコモ回線・au回線)
格安simの中でも大手のマイネオ。直営のマイネオショップが全国に7店舗と、サポート店と言われる店舗があります。元々au回線に強みを持っていた格安simで、ドコモ回線よりもau回線の方が若干安いので、現在使っているスマホがauで購入した人にはおすすめ!
実際にドコモで使っていたiPhoneでマイネオを設定してみた記事はコチラになります。↓
データ通信量を消費しないカウントフリー機能
最近流行っている格安simのサービスが「カウントフリー」です。対象のアプリやサービスの通信データを消費しないようになります。
LINE通話・LINEビデオ通話がカウントフリーになるLINEモバイル、対象ゲームがカウントフリーになるリンクスメイト、You TubeやAmebaTVなどの動画や、音楽配信がカウントフリーになるBIGLOBEモバイルなど、各社サービスが充実しています。
対象サービスがデータ消費しないカウントフリー格安simまとめ記事です↓
ただ安いだけじゃない!サービスも豊富!格安simはこんなにお得ですよ!
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